道のり16

仕事終わりにチュウさん(中谷さんの通称)の車に乗り込み、福島へ
当時は朝日放送が北側にあり、その周辺に飲食店が集まっている感じでした。
南側といえば有名なおでん屋さんがあるくらいで、そこ以外は静かな感じ。
福島に到着したのはちょうど日をまたぐ00:00くらい。
南側は本当に人っこ一人歩いていませんでした。
静か~な夜の街。駅前に吉野家、高架下にチェーン店(深夜は閉店)。小さな路地裏にチラホラ飲食店の看板があったりなかったり(全部深夜は閉店)。
ホントに静かでした。
こりゃ終電すぎたら商売にならんのか?という印象
しかも物件の目の前にはいかにも違法な匂いのする怪しいエロビデオ屋さん(深夜も営業中)が擦り切れるようなカタカタという音をたてながら赤いランプを回していました。
その手前に和食屋、その奥にハイセンスなバー、そのまた奥に寿司屋、スナック、焼き鳥屋がある通りでした。エロビデオ屋さん以外は深夜は閉店。真っ暗。
カタカタの赤ランプだけが存在感を出してました。
要するに深夜は怪しい通りでした。深夜、女性一人では歩きづらい感じさえ出ていました。
深夜は赤ランプが支配するこの通りでイタリアンがどこまで存在感を出していけるか?
不思議と不安はありませんでした。
新規開業の経営者としてもちろんいろんな思いを抱えていたチュウさんですが、ある勝算がありました、、、

つづく 2015.04.06